ワインを乾杯する人々

まえがき

みなさんこんにちは。

売上効果のあるホームページの内容の作り方<飲食店>、第2回目をご紹介します。

前回はセールスコピーにより、求人募集を行い2名を雇い入れることが出来た飲食店ですがまだ、売上UPには至っておりません。

今回はさらなる手を打つべく、今回は新規のお客さんに来てもらうために行った、ペルソナマーケティングによるプロモーションをご紹介したいと思います。

このプロモーションにより、

  • ホームページが気になったから来た
  • ホームページを見て〇〇(2時間かけて遠く)から来た
  • と言ったお客様が目に見えて増えたとクライアント様よりいただいております。

    新規のお客さんが入らないという問題

    閑散とした店内

    この飲食店さんは人員不足以外にも問題がありました。

    「常連さんばかりで新規のお客さんが来ない」

    という問題でした。

    確かに店内は新規のお客さんがいません。

    どうやったら新規のお客さんを確保できるのでしょうか?

    業界の動向調査

    まずは、社交業界の業界の動向についてです。

    飲食店というのは、社交業関係の飲食店さんです。

    厚生労働省からでている社交業の動向調査を参考にPRするための戦略を考えます。

    (参考)今日から実践!収益力の向上に向けた取り組みのヒント 社交業編
    厚生労働省のホームページよりダウンロードできます。

    ダウンロードはこちら

    ※このように、厚生労働省には各業界の経営に関する分析や経営改善のためのヒントがあるので是非参考にしてみてください。

    それによると下記のことが分かりました

  • 社交業の市場は2012年を底に回復傾向、しかしこの数年間はやや減少。
  • 個人の「社交業」離れが進みつつある(利用する機会が減っている可能性があると指摘)
  • 社交業の店舗は減少傾向 2009年:120,000、2016年100,000(グラフより読み取った大まかな値で)
  • 「客数減」が経営の最大の問題、次いで「材料費の上昇」、「人手不足、求人類」、「光熱費上昇」
  • 平均単価は「3,000~5,000円」
  • 3年前に比べると「利用頻度」の減少が大きい
  • 店を選ぶ際、「料金」と「店の雰囲気」を重視
  • 検討段階の情報源は圧倒的に「口コミ」
  • 利用しない主な理由は「料金」「アルコール」「入りにくさ」
  • 経営改善のヒントとしても記載がありました。

    経営改善のヒント

  • 社交業ならではの現場改善と儲けの確保
  • 便利な道具を使って作業効率アップ
  • もう一度頼みたくなる新サービスで客単価アップ
  • SNSや高齢者向けの店舗づくりで集客アップ
  • 仕入れや調達方法を見直してコスト削減
  • 業界動向からヒントを得て、PR戦略を検討

    ひらめいた頭

    業界全体の動向から色々見えてきました。

    まずお客さんが店を選ぶ際、「料金」「店の雰囲気」については、ほぼ問題ないレベルと判断しました。
    料金設定はライバル店と比べて安く、店の雰囲気についてもとても良いからです。
    他にも”経営改善のヒント”から改善できそうなところは店長にお願いしました。

    WEBコンサルタントとしてできそうな「SNSの利用」について実施することにしました。

    また、店そのものの雰囲気が良いので「魅力を伝える」為に、写真を中心にした、Instagramを利用し、店の雰囲気の良さをPRすることにしました。

    そして、ホームページにも写真を載せ、ペルソナマーケティングで代表的なお客さんを設定し、来店を促すコンテンツ(ブログ)を作成しました。

    ペルソナマーケティングの実施

    ペルソナマーケティングを実施することにしました。

    ホームページに「ブログ」という形で入れました。

    「ブログ」は写真と文章であるコンテンツ(情報)を掲載しています。

    ペルソナマーケティングとは?

    ペルソナマーケティングとは何でしょうか。

    まずマーケティングから説明させてください。

    マーケティングとは

    マーケティングとは、「物を売る為の活動」のことです。
    例えば八百屋さんが大根を売るとします。
    「駅前にある八百屋は大根をいくらで売っているんだろうか?」と調査したり、「うちの大根は産地直送で新鮮だよ」と仕入れた大根を宣伝したりすることです。

    マーケティングはビジネスや商売においてとても重要です。

    なぜならライバルを調査しなかったり、ちゃんとPRしないと物が売れないからです。

    例えば先ほどの八百屋さんが駅前の八百屋さんの大根の値段を調査しないで売ったとします。

    駅前の方の大根の方が安かったりすると「全く売れない」という状況になるかもしれないからです。

    ペルソナとは

    ペルソナとは架空の人物像のことをいいます。
    マーケティングにおいては、例えば企業が提供する商品やサービスにとって、特に重要で代表的な、ユーザの架空の人物像をペルソナに設定したりします。

    大手のお菓子メーカーさんがこの「ペルソナマーケティング」によって商品開発をして成功しています。

    特に、BtoCビジネス(企業対個人のビジネス、商売)において有効と言われています。

    ペルソナを設定するときに考えること

    スナックやバー(社交場関係の飲食店)にくる代表的なお客さんを「女性にモテたいけどうまくいっていない、という独身男性のサラリーマン」を代表的なペルソナとして設定としました。

    スナックやバーにはそんな人が代表として来るようなイメージがあったのでそう設定しました。

    重要なことは「お客さんの悩みを解決したりするためにこの店がある」ということです。

    この男性の悩みは「結婚したい」とか「お付き合いしたい」という悩みを解決する場としてこの飲食店を目的に来てもらうよう、プロモーションを考えます。

    <ペルソナ設定例>

    (仮名)山田一
    (年齢)40歳
    (住所)東京都〇〇区〇〇町〇〇
    (家族構成)独身
    (職業)不動産会社勤務のサラリーマン
    (通勤)電車
    (役職)係長
    (趣味)カラオケ、酒を飲むこと(ビールが好き)
    (SNS)LINE、Instagram、Twitter
    (悩み)女性と交際したい、話したい。
       仕事が忙しく、女性とお付き合いしたこともあまりない。
       最近は一人カラオケをしたり、家でビールにはまっている。
       本当は友達と楽しくお酒を飲んだり、カラオケなど行きたいが
       同僚は既に結婚していたり、自身の仕事が忙しくて友達なかなかいない。

    行った2つのこと

    ①ホームページに下記のコンテンツ(ブログ)を追加しました。

    ペルソナの山田さん(仮名)の悩みを解決する方法を情報としてホームページに掲載しました。
    ホームページにこの3点のブログを記載します。

  • 女性にモテる男性とは 3000文字
  • 女性の口説き方(知識編)3000文字
  • 女性の口説き方(実践編) 3000文字

  • ②ビール1杯無料にすること、カラオケを無料にすること。

    ①、②により、ペルソナに設定した山田さん(仮名)はホームページを見てこのように思うはずです。

  • 自分の好きなカラオケとビールがタダだ!
  • いつも一人カラオケをしているけど誰かとカラオケがしたい!
  • このスナックに行けば誰かと「恋人気分を味わえる」かもしれない!このスナックに行きたい!

  • そういったことを連想させるようなお店だと思うかもしれません。
    まさにそれは山田さん(仮名)にとっては夢のような店だと思うかもしれません。

    結果

    ズバリ的中でした。

    最近は、独身のお客さんが増えたそうです。

    「ホームページを見て来た」「ホームページが気になって来た」という話をこのお店にくるお客さんから聞いています。

    店員さんのヒヤリングからそういったお客さんが多い月で、2営業日に1組は来て下さるとのことです。このようにして従業員の確保と新規のお客様の集客をホームページで行い、最終的には繁盛し売上を1.5倍に増やすことに成功しました。


    ・・・今回はここまでです。


    プロモーションによりまったく入らなかった新規のお客さんが増え売上が1.5倍上がりました。

    しかしながらもう少しお付き合いください。

    ホームページで重要な「SEO対策」でホームページにアクセスする人を増やさない限りは、この結果にはなってはいなかったと思います。

    SEOとは、「Serch Engine Optimazation」の略でGoogleなどの検索順位最適化のための対策です。

    作成したホームページをより多くの方に見ていただくための対策を行いました。

    どのようにすればたくさんの方にホームページを見ていただけるのか?

    次回はホームページにおける「SEO内部施策」についてご紹介したいと思います。

    では次回お楽しみに。