こんにちは。

コロナウイルスの流行で企業経営、店舗経営に大打撃を与えていますね。
早く収束しないかと願うばかりです。

コロナウイルスそのものに対して私は専門家ではないので詳しいことは論じえませんが厄介なことはこの状況がいつまで続くのか先が見えない事です。

私のクライアントは飲食店など店舗経験者が多いので非常に心配になっていました。


経営者の最大の仕事は「お客さんを連れてくること」です。


ですがこのコロナウイルスの影響でそれがうまくいかなくなってきました。

私の最大の懸念は経営がうまくいかず、いつの間にか「潰れていないか」と気が気ではありません。

何かできることはないかと、策をねって1件、1件足を運び、状況確認やら対応策の相談を受けることになりました。

回った感想としてですが過去、リーマンショック、3.11東日本大震災など乗り越えてきた店舗経営者の多くは、”しぶとく”たくましい方ばかりなので驚きました。

私がどうのこうの言う前に何らかの策をねって耐え凌いでいるというのが現状です。

様々に工夫をしていましたのでご紹介したいと思います。

店舗の営業をする/しない?

閉店の看板

ネットショップ形態などは全くこれには当たらないですが実店舗の方が大半です。

まずは、営業を継続するのか休業するのかという判断をどうされているのか?疑問に思いました。

私のクライアントの大概の方は生活がかかっている為、営業を続けざるを得ません。

営業を続ければ最悪の場合、店内で感染が起こり、拡大してしまう。かといって営業しなければ収入がなくなり生活ができない、どちらにしても辛い選択を余儀なくされています。

その為、営業を継続する為には感染しないよう最大限の対処をしていました。

最悪のケースを想定し、それを覚悟した上、判断をされています。店内で感染拡大してしまい、休業せざるをえなかったり、その後の風評被害は覚悟の上ということです。

現状は来店する客数は減り、営業してもリスクが伴う厳しく辛い状況に、早く収束しないかと思うばかりでした。

2極化するお客さん

買い物をする女性

次にこの状況でも来て下さるクライアントのお客さんを分析してみました。
完全に2極化しています。

①来店時に神経質なくらい、ピリピリしている方
これは特にご年配の方に多いようです。人との接触を可能な限り避け、外に出るのも最低限だけ。

②無頓着なくらい何とも思っていない方
これは若年層の方に多いようです。

②に関してはいつも行っている対応で問題ないですが①のお客さんへは対応が必要となります。

コロナウイルスで感染しやすく、重症化しやすいのがご高齢の方や持病を持った方であり、当然の反応だと思います。

またこの中には「自分はなってもいいが家族や会社などにうつしたくない」と考えている方もいらっしゃると思います。

感染すれば経路の報告義務がある会社などもあるので他人にも迷惑がかかります。神経質にならざるを得ません。

店舗のコロナウイルス対策についてもあれこれと注文を付けてきたりもします。

面倒だからと対応しないでいたり、かっとなってしまっては大事なお客さんを逃してしまいかねませんので冷静で真摯に対応することが必要です。

ウイルスと戦う対策・経営方針

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では店舗でどんな対応・対策を行っているのか?下記にまとめました。

◆対策①安心して入店してもらう為に

可能な限りの対応・対策をして感染させない対策をする。

  • スタッフのマスクの着用義務化、店舗の定期的な換気、器具の消毒の徹底化、アルコール消毒液などの設置等
  • 予約サービスを取り入れて貸し切り状態を作り、他のお客さんとの接触を最小限にするための対策
  • 定期的なPCR検査、オンラインを使用した非接触タイプの受付
  • それらをWebサイトで告知し、安心して入店できることをアピールする
  • ◆対策②店舗が一丸となる

    お客さんの来店が厳しい状況となっています。

    今一度引き締め、お客様の為に何が出来るのか?何をすればよいか?スタッフ一人ひとりが考え、実施する。

  • ミーティングの実施
  • 来店してもらえるよう、いっそうの努力をスタッフ1名1名が考え実施する。
  • この危機を乗り越える為、店舗一丸となって協力する。
  • ◆対策③免疫アップの料理の提供

    コロナウイルスでは免疫力を上げることが感染防止に役立ちます。

    その為の食、料理に新メニューを作りアピールする。私たちはコロナに負けないんだ、という明るく・健康的で元気な雰囲気作り。

  • 新規メニューの開発と提供
  • 免疫力を高める卵を多めに使った料理など免疫力を高めてもらう。
    タンパク質は皮膚や粘膜の構成材料であり、皮膚はバリアとなりウイルスを跳ね返します。
    卵に含まれる必須アミノ酸は免疫細胞の材料になったり、その合成を助けるビタミンB2、B6、亜鉛が含まれています。
    (参考:日本養鶏協会 https://www.jpa.or.jp/chishiki/no19/003.html)

    ◆対策④いつもより割引

    来店が厳しい状況にあった苦肉の策です。

    「こうでもしないと入らない」と苦慮されていました。

  • 普段より20%程の割引でサービス
  • 看板に「割引サービス」の張り紙を張りアピール
  • Instagramで割引情報の拡散
  • ◆対策⑤アクセス数が上がっているSNSやWebサイトで集客する

    コロナウイルスの影響でTwitterやInstagramなどのSNSやホームページをはじめとするWebサイトのアクセス数はやや上がっています。

    これを機にリニューアルや更新をしてWebサイトを強化していく。コロナ対策のアピールや最新ニュースの配信などお客さんとのコミュニケーションを絶やさない努力をする。

  • WebサイトやSNSサービスの開始
  • Webサイトの見直しや情報更新など
  • SNSでの積極的な配信
  • 最後に

    話し合う2人

    全ての店舗ではこれらを「テストケース」で行い、効果が出たら継続して行うという方法をとっています。

    いつまで厳しい状況は続くのでしょうか?

    私共は「なんとかせねば」と、無料でクライアント様のWebサイトの更新サービスなど、赤字どころの問題ではない、という覚悟で対応しております。それに対して「非常時に助かります」とお声をいただいております。

    実証結果から分かったこと

    個人差や業種、取り扱う商品サービスによりさまざまに変わってくるとは思いますが私どもが行った実例、実証結果から分析すると効果として個室化、オンライン化など感染を避けるサービスを行うこと、そしてそれらをWEB上で完結する予約システムなどがコロナ過においては有効と判明しました。これは緊急事態宣言などでとても有効な手段です。特に人との接触がない(オンラインで予約や注文・問い合わせ・購入ができる)、または少ない方法(例えば個室化など客同士の接触がない)で受けられるサービスが有効で感染が防げるサービス + オンライン化の組み合わせは新型コロナウイルス感染拡大以前よりも集客に成功している、ということが判明いたしました。