店舗経営者にとって、コロナ感染拡大は未曽有の困難

こんにちは。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請などによって、外出はだいぶ減ったのではないでしょうか。その影響は、店舗を経営されている方にとっては”未曽有の困難”と言えるでしょう。

飲食店でテイクアウトなどが現実的でない業種の場合は、お客さんの安全や、感染拡大防止の為、3月末あたりから休業を選択している方も多くいらっしゃると思います。最近の一番多い仕事は「休業のお知らせ」をホームページ上に掲載するということです。かなり空しい気持ちになりました。

誰もいないレストラン

先日も、既に休業を決めた飲食店の経営者やスタッフさんとミーティングしました。

「家賃が払えるのは、来月分までです…」

ある休業中の飲食店のバイトスタッフさんがそう話していました。

その店では従業員への給料はストップせざるを得ませんでした。

かなり厳しい状況なのが伝わってきました。

店舗の家賃やスタッフに払う給与などの経費の保証は条件を満たしていれば多少払われるのですが、そうでない方は悲惨とも呼べる状況ではないでしょうか。

例え保証の対象であったとしても、100%保証してくれるわけではありません。

とりあえず誰かにお金を借りるのか、実家に戻るか、廃業して借金するのか…。

無理に営業してもお客さんは来ないだろうし、感染してしまうリスクもある…。

不安ややり切れない気持ち、そういった空気に掛ける言葉がありませんでした。

-いつになったら収まるのだろうか。

来月以降も緊急事態宣言は続くのか、とにかく先が見えないので不安が続きそうです。

コロナ感染拡大でも売上が落ち込まなかった床屋さん

床屋店内

そんな中、いいニュースがありました。

スーパーへ買い物に行った帰りにふと、私がサイト制作などを担当している床屋さんから声を掛けられました。

店主「ちょっといいですか」

何だろう?と思って話を聞きました。

店主「あの予約サイト本当にすごいですね。予約がいっきに100件超えましたよ!」

「え?」と思ったのですが、そういえば…と思い当たることがありました。

相談されて、床屋さんの予約サイトを立ち上げたのを思い出しました。

床屋さんから

「反響がすごくて、想定していたより多く席が埋まったんですよ。今月は100件超えました。」

と、うれしそうに話してくれました。

この日のニュースでも新宿の床屋さんでは売上が6割減ったなど、連日暗いニュースばかりでしたが、私も驚きました。

新型コロナウイルスの感染拡大でほとんどの店舗で売り上げが伸びていない中、逆に急激に席の予約が取れている、とのことです。

普段からテンションが高めの方ですが普段にもまして、元気でした(笑)。

「コロナがおさまったら飲み行きましょう。」

そう言って私は家に帰りました。

なぜ新型コロナウイルス感染拡大でも予約が殺到したのか?

カットしている人

まずこの店舗では、予約制にすることによって他者との接触が一切発生しないような徹底した「仕組み」を作ったことです。

予約によって「完全貸切状態」を作りました。

単に
床屋=【髪を切るスペース】
という発想ではなく
【コロナウイルスに感染しにくい空間を提供する】
という考えにシフトしたことです。

そしてそれを、ホームページ、ツイッターなどのSNSや、Googleマイビジネスなどいま、アクセスが増えているインターネットを活用して着実に宣伝しているからです。

お客さんの心理としては
誰しも「コロナウイルスには感染したくない」と思っています。

でも「髪は切りたい」とも思っています。

だから「安全に髪を切りたい」というお客様の思考を読めば、簡単です。

シンプルでごくごく当たり前な要望に応えただけなのです。

詳細な方法

疑問

経緯、方法

  • 既にホームページがあった。
  • 1か月ほど前に予約サイトを構築依頼し、設置した。
  • 1時間間隔(1日最大10組)で席予約を設置。
  • 店内のルールを作る(感染防止の為、お客さんの待ちスペースは基本使用しない、利用者がいると店内は入店禁止)
  • ホームページ、ツイッター、Googleマイビジネスなどで宣伝、予約サイトへ誘導する。
  • ※ちなみに店舗は100平方メートル以下の小さな店舗であり、自粛要請の対象外です。

    メリット

  • コロナ感染拡大で遠のいていた年配のお客さんが戻ってきた。
  • 利益の安定:以前は1日誰も来ない日もあったが必ず予約が入り安定した収益を得られる。
  • オンラインなので予約に人手がいらない。
  • 月予約100件までは無料(reservaの場合)
  • デメリット

  • 予約していないお客さんと被った場合の対応が課題。
  • (課題の対処方法)

    予約していないお客さんとの時間分けが必要で、ルールを決めておく必要がある(予約者優先)

    構築した予約サイトシステム

    reserva
  • reserva(無料で予約サイトを構築できる)

     URL:https://reserva.be/

  • 月予約100件未満は無料、100件以上は有料。
  • 利用者はスマホなどから予約サイトにログインしてもらい、予約できる
  •  

    (店舗の電話予約と並行利用可能)。

  • 予約が完了すると、メールで通知される。予約は承認・許可制にもできる。
  • 私共にできること

    佐久間

    佐久間テクニカではホームページの制作、予約サイトの構築などの代行をしております。
    Googleマイビジネス、ホームページ、SNSの運用代行もしております。
    今回の床屋さんからも相談いただき、ホームページの制作や予約サイトの構築をさせていただきました。

    最後に

    これは床屋さんや美容院だけのお話ではないと思っています。
    アイデア次第でお客さんを集客することができると思っています。
    コロナウイルス感染拡大で対策を取らず、そのまま継続営業しても悪くなる一方でしょう。

    重要なことは、
    お客さんの心理を読むこと。何をお客さんは欲しているのか?
    自分のやりたいこと、自己満足で自分の店を作るのではなく、
    「お客様ファースト」で考えることです。

    巧みにお客さんの心を読み、早めに行動したこの床屋さんは、いわゆる勝ち組なのかもしれません。

    佐久間テクニカでは、店舗経営者の方の情報やその店舗のお客様の状況を分析し、SNSやホームページを通じ、インターネット検索で優位にたつ為の高い技術力を持っています。

    もちろん依頼せずに自分でやってしまえばタダですが…。

    ご興味がある方は、ご相談ください。

  • このコラムを見て自分で予約サイトを構築してみたいがどうしたらいいのか?
  • ホームページを作ってみたいけどいくらするの?自作できないか?
  • コロナウイルス感染拡大でうちの店をどう切り盛りすればいいのか?
  • 相談は無料です。

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    以上です。