まえがき
理容店経営の方、又は店舗経営のみなさんこんにちは。
今回もライバルに模範困難な強みを構築し、PRする理容店(美容院)のホームページの作り方を解説します。
強みを構築し、PRすることで理容店の経営課題を克服しようというものです。
前回は、「強み」を構築する為の7つのアイデアをご紹介しました。
今回は最終回です。その強みを発揮する為のPRです。大事なことを5つご紹介・解説していきます。
PRする為の5つの大事なこと
お客さんに宣伝する為の5つの大事なことは下記になります。
①「口コミ」機能の利用する
②インターネット上で宣伝する
③アピールメッセージは検証などして効果の高い物を
④SNSでお客さんとコミュニケーション
⑤ホームページで信頼性を上げる
①「口コミ」機能の利用する
口コミ機能とは、ホットペッパービューティ、エキテンなどのポータルサイト、口コミサイト、またはGoogleマップなどのインターネットサービス上にある機能のことです。
ユーザーがあるお店を★1~5までの評価値とコメントを付け、投稿、閲覧できる機能のことを言います。
<有名な口コミ、レビューサイト>
床屋・美容院・サロン
エキテン
特徴:店舗の口コミ・ランキングサイト、無料で気軽にはじめられる。有料版あり。
ホットペッパービューティー
特徴:全国の美容院・美容室・ヘアサロンの検索・予約サイト 掲載は有料(エリアなどにより様々)
グルメ系
ホットペッパーグルメ
特徴:ネットでお店の予約が取れる 掲載は有料(エリアなどにより様々)
食べログ
特徴:日本最大級のグルメサイト 掲載は有料(月額1万円~)
ホテルや宿
じゃらん
特徴:ホテル・宿検索 掲載無料(宿泊実績に応じた利用料をご負担いただくシステム)
家電製品
価格.com
特徴:スペック検索、クチコミ情報、ランキングなど、さまざまな視点から商品を比較・検討。 掲載料:月額10,000円+1クリックにつき10~55円
コスメ系
@cosme(あっとこすめ)
特徴:クチコミを集計したコスメ・化粧品のランキングや、注目コスメブランドのランキング、美容に関するQ&Aのランキングなどをチェックできる 掲載料:登録は無料、商品詳細ページは有料。
結婚式場
ゼクシィnet
特徴:最新の結婚式情報、検索・予約ができる 掲載料:有料
口コミを見て行くかどうかを判断している方もいる
はじめていくお店の失敗のリスクを減らしたい、実際に行った人(購入した人)の感想を聞きたいという理由で使います。
口コミ機能を”さくら”で操作する悪い業者もいるくらい影響力が強いです。
これを利用しない手はありません。
お店側は評判が良ければ、PR材料になるのでメリットになります。
これを見て行くか(購入するか)どうかの判断材料の一つにしている方も多くいらっしゃいます。
店側のデメリットとしては言わば「評価」を公開されているようなものです。
悪い評価をされてしまってもほとんどの場合、そう簡単に消すことはできません。
店にとっては逆に「マイナス」になることもあります。
ですが真摯に受け止めれば、改善に努めてよくしていくためのご意見でもあります。
店側としてはありがたい機能です。
Googleマップ(Googleマイビジネス)とエキテンは無料でできる
Googleマイビジネスは無料で、エキテンも無料(有料会員もあり)で登録できます。
口コミに関しては来店しているお客さんに書き込みを依頼してもらうこともできます。
理容店、美容院はホットペッパービューティやエキテンを
理容店、美容院はホットペッパービューティやエキテンを利用します。
私のお客さんもこちらとホームページを併用して一定の効果が出ています。
ホームページやエキテンなどからの問い合わせが目立っているそうです。
ホットペッパービュティーは有料ですが、クーポンや店の基本情報の紹介ができます。
エキテンは有料と無料会員があります。
エキテンではランキング上位店はPRとして使えるランキングのバナーが
エキテンでは地域の人気店に対して、ランキングのバナーがもらえます。
バナーはホームページのトップページなど、目立つところに貼り付け、PRすることができます。
運動会など1位で表彰された時のように月桂樹と順位のマークです。
ホームページを制作した私のお客さんに上位店の方がいらっしゃいます。
ホームページに掲載し、信頼性の向上や集客に役立っています。
また、エキテンから取材を受けたりもして取材内容がエキテンのWEBサイトにも掲載され、話題にもなっています。
<まとめ>
②インターネット上で宣伝する。
ホームページなどを利用した総合的なネット戦略です。
例えば「私の店でも予約サイトを作ったぞ、これでお客さんが予約してくるぞ」と思っていてもそれをちゃんと宣伝しないといけません。
その予約サイトがインターネット上にあったとしても十分なPRにはなりません。
どこかで宣伝しないと誰も知りませんし、予約して来ません。
口頭ではお客さんに「予約できるんですよ」と紹介できるのはせいぜい来店したときのお客さんのみとなってしまいます。
来店したお客さんに限られますし、効率も悪いです。
既存のお客さんしか宣伝できません。
SEO対策などしっかりした戦略のもと、ホームページや、SNS、ブログなどを利用すれば多くの方に見ていただけます。
インターネットは便利ですし、携帯電話やスマートフォンの普及率はどんどん上がっています。
新規のお客さんについてもアピールするのであれば、ホームページやSNS、ブログ等をおすすめします。
何故なら1クリックで予約サイトに誘導できるからです。
看板や店内の張り紙に比べて、たった1クリックで予約サイトに行けるので、お客さんの反応は良くなります。
また、ホームページ以外にもブログサイトやTwitterなどからも同様なことができます。
そういった点ではホームページなどのインターネットでPRすることは大変便利で効果的です。
<アピールする媒体>
例えばこういう媒体、場所を”複数”で実施するのはどうでしょうか。
複数の場所で利用すると相互で誘導することが出来るのでより高価を高めることが出来ます。
※HPとはホームページのことです。
注意:ホームページの作り方と言いながら、htmlなどのマークアップ言語で記述するかという技術的なことは割愛します
<まとめ>
③アピールメッセージは検証などして効果の高い物を
なるべくなら、いろいろな、全てのお客さんを呼び込みたいとお考えだと思いますが、それはなかなか難しい話です。
何故ならすべてのお客さんに「良い」と言ってもらえるような店は提供できないと判断するからです。
これは前回のコラムで解説しました。
どこかの誰かの為のPRの方が魅力的でリピート率の高いものが提供できます。
これはコピーライティングなど広告を書く時のテクニックでもありますし、マーケティングにおいても通例のことです。
例えば「独身の方必見!」と広告の一番上に書いてみるのです。
そうすると独身の人は「自分のことだ」と思ってみる可能性が高くなります。
もちろんこの一言だけでは不十分だと思います。
セールスコピーを書いているのでわかるのですが、人間は広告を自動的に「無視する」傾向があります。
しかし「独身」と記載するのは少なくとも「誰向け」かわからないPRよりは見てくれる人は多いはずです。
「独身のわたしに関する、耳寄りな情報があるかもしれない」と人は興味を持つからです。
これは『個人に対する刺激』といって個人的なメッセージは脳に自分に対するメッセージだと思い、注視します。
このようにPRは思い切って、絞ったターゲットの為だけのPRにした方が良いです。
もし効果がでないのであれば、ターゲットを変えればよいのです。
そうやって検証と修正を繰り返し、効果の高い物を見つければいいのです。
初めは低予算で初めて、効果が出るPRを検証で見つけたら、予算をかけて本格的に行うなどした方が良いと思います。
その点、ホームページなどの電子媒体は何度も修正し検証できるのでPRの戦略には非常に向いています。
POPや看板のような物理的なものに比べ変更が楽ですし、材料もいらないのですから。
<まとめ>
④SNSでお客さんとコミュニケーション
SNSとは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略でインターネットを介して人間関係を構築できるスマホ・パソコン用のWebサービスの総称です。
特に「情報の発信・共有・拡散」といった機能に重きを置いているのが特徴です。
Facebook、Line、Twitter、Instagramなどがあります。
SNSにあるフォロー機能とは
SNSにはフォロー機能があります。
フォローするということは「あなたのファンになり、投稿を見させていただきます」ということです。
このフォローしてきた方をフォロアーと呼んでいます。
有益な情報でファン引き付け、フォロアーの方を増やしていくことが大事です。
フォロアーはあなたやお店に興味を持ってくれている方々です。
コミュニケーションはお客さん獲得の鍵
情報の発信とその拡散性に優れているという特徴を利用し、フォローしてくれた方々と積極的にコミュニケーションを取りましょう。
コミュニケーションはお客さん獲得の鍵となります。
フォロアーを増やし、コミュニケーションをとっていきましょう。
<フォロアーの増やし方として>
また口コミサイトでも返信機能がある場合があるのでそちらでもコミュニケーションはできます。
<まとめ>
⑤ホームページの役割は信頼性の向上
ホームページが存在することでその店の信頼性が上がります。
ホームページの存在有無で信頼度が変わる
これは実際のお客さんの声からもわかったことでもあります。
お客さん側からホームページがあるからその店に行こうと思う人もいます。
その方は「ホームページがあるから信頼できる」というものでした。
また、インターネット戦略で中心となるのはホームページです。
SNSやポータルサイト、口コミサイト等で誘導するのはホームページです。
最終的にホームページを見て納得して商品やサービスを購入します。
ホームページに掲載できる情報は基本無限です。
SNSやポータルサイトは情報量が限られています。
真に信頼できる情報が出せる十分な量と質を提供することが出来ます。
ですのでお客さんは安心してあなたの店に行き、商品やサービスを購入することを決定するわけです。
信頼性の高い情報を中心に載せてネット戦略全体の効果を高める
SNSや口コミサイト等でも情報は出せますが情報量が少ない、さらに深い情報を知りたいという方に情報を提供します。
SNSや口コミで「本当にそうなのか」と疑う人も多くいらっしゃいます。
「大概の人が疑っている」と思った方が良いでしょう。
インターネットの情報や新聞やテレビの情報よりも信頼度がはるかに下がっています。
最近のSNSなどの普及でインターネット上に誰でも簡単に情報発信できる分、情報の信ぴょう性が下がっているデメリットがあります。
お客さんを安心、納得させ、購入を決断させる証拠や理論を掲載
特にホームページでは信頼性を上げることを中心に行います。
住所や電話番号、マップなどの基本情報など必要な情報とは別に信頼性を上げることを第一優先にすることをお勧めします。
特に商品・サービスの写真や技術資格情報など「証拠」となる信頼性の高い情報の掲載はより効果的です。
また、〇〇件の購入実績がある、などの説明の場合は、具体的数値を入れることをおススメします。例えば”1000人以上購入”と書くよりも、”1231人の方が購入”と具体的に書いた方がより信頼性の高い情報だと判断されやすいです。
また購入を進めるなら理論的に購入する理由を説明すべきです。理論がないのにただ来てください、買ってくださいと迫るのは、見込み客からすると意味が分かりません。納得しないので購入には至りません。
<信頼性を上げる情報とは>
<まとめ>
お客様を『囲い込む』時代に
いままで説明したことは『お客様を囲い込む事』と言えます。
これは、SNSもそうですし、エキテンや、じゃらん、アットコスメなど情報をまとめ、たくさんの店舗情報が記載されているポータルサイト全般もそうですし、グーグルマイビジネス(グーグルマップ)もそうです。
囲い込むという言い方が良くないので少し悪いイメージに捉えられた方もいらっしゃると思いますが決してそういうわけではありません。
SNSや、口コミを使い、お客さんとコミュニケーションを取り、情報を提供し、ポータルサイト、ホームページを中心に輪を作り、お客さんを自分の店のファンにする活動を大事にしています。
これは『既存のお客さん』を育て、次の機会もまた自分の商品・サービスを利用してもらう為です。
そしてお客さん側にとっても、便利で信頼できる環境でもあります。
あなたが店舗の経営者、会社やビジネスのオーナーであるならば、これを心得るべきと私は感じております。
・・・以上です。
3回に分けてご紹介しました、
”強み”をアピールするホームページの作り方<理容店>
いかがでしたでしょうか。
コロナ過、不景気の状態はまだまだ続くのでしょうか。
理容店に限らず、医療・介護関係の以外の業界は、個人・中小企業・大企業すべてにおいてほぼマイナス成長です。
苦しい状況は、理容店に限らず巷にあふれかえっています。
先日も年金だけでかなり苦しい生活を送るあるご年配の方の現実を特集したテレビ番組を見ました。
自分はどうなのだろう、心配になります。
現在の不景気、そして将来の心配の中で、業績を挙げている企業や個人というのは必ずあって、優れた戦略を立てています。
私の担当している理容店もその一つです。
しっかりと戦略を立て成果が上げております。HPなど制作でお困りの場合はご相談ください。