インターネットの開発目的
開発の目的は「核攻撃に耐えられるネットワーク」を作る為
そもそもの開発目的は、1960年代、アメリカで核による攻撃にも耐えうるコンピュータネットワークを構築しようとしていました。
このときに作られた広域パケット交換ネットワーク、「ARPANET」がインターネットの起源です。
(参考)ARPANETとは?
ARPANETでは「パケット交換」という通信方式を採用し、 データをパケットと呼ばれる単位に小分けして転送し、受信側で小分けされたパケットを集めて元のデータに復元するという方式です。
1台のホストコンピューターを中継する「センター型」のネットワークではなく、「分散型」と言ってメッシュ状にネットワーク回線を形成します。
(参考)センター型と分散型の違い
センター型ネットワーク
メッシュ型ネットワーク(分散型)
確かにコンピュータ同士がメッシュ状につながっていれば、ネットワークのどこかが断線したり、コンピュータが故障しても迂回して伝達することができる。 それによって故障したコンピューターがあっても影響を受けづらい、故障に強いネットワーク構造と言えるニャ。
(参考)パケットとは
パケットは「データの塊」
インターネット上のデータは、パケット通信または蓄積交換(通信方式)における情報の伝送単位で送受信します。
パケットとは広義には単にある程度の大きさのデータのかたまりのことを指します。
ちなみに携帯電話などの料金プランに出てくる「パケ・ホーダイ」や「パケ放題」と言っている「パケ」はパケットの略でパケット通信の定額サービスプランのことです。
パケット通信でデータ転送するので「パケ」と略して使われているのでしょう。
ちなみにスマートフォンや携帯電話でアプリを使用せずに電話をするときは「交換回線」ですので通信方式が違います。
LINEやカカオトーク、Skypeなどで電話をするときはパケットを使用しています。
(参考)LINE通話によるデータ量
音声通話のデータ通信量の目安
無料通話時間 | データ通信量 |
---|---|
1分 | 0.3MB |
10分 | 3MB |
30分 | 9MB |
1時間 | 18MB |
出典:LINE MOBILE(LINE通話の通信量・ギガ数は?)
https://mobile.line.me/guide/article/30013500.html
LINEの通話って思ったよりも少ないデータ量で通話できてしまうんですね。
世界で最初のWEBサイト
世界最初のWEBサイトは「World Wide Web」の説明ページだった
1990年代、イギリス1991年8月6日にイギリス人のティム・バーナーズリー博士という方が「WWWクライアント」というソフトウェアを世界に発表(公開)しました。
「World Wide Web」という説明ページを公開しましたが、それが最初のWEBサイトです。
イギリスのネットクラフト社(英語版)の調査によると、1995年8月にはインターネット上のサイト数は約1万8000件でした。
2006年11月2日の時点でサイト数は1億件を突破し、インターネット統計サイトのインターネット・ライブ・スタッツのリアルタイム統計では、2014年9月16日に世界のサイト数が10億件を突破しています。
WWWの考察者とされるティム・バーナーズリーは、ツイッターでこの様子を喜んでいるとのことです。
(参考)ティム・バーナーズリー博士とは
生誕:1955年6月8日
国籍:イギリス
教育:オックスフォード大学
所属機関:World Wide Web Consortium、マサチューセッツ工科大学およびサウサンプトン大学
成果:World Wide Webの発明ティモシー・"ティム"・ジョン・バーナーズ=リー(英語: Timothy "Tim" John Berners-Lee, 1955年6月8日 - )は、イギリスの計算機科学者。
ロバート・カイリューとともにWorld Wide Web(WWW)を考案し、ハイパーテキストシステムを実装・開発した人物である。
またURL、HTTP、HTML の最初の設計は彼によるものである。
メリット勲章(OM)、大英帝国勲章(KBE)、FRS(王立協会フェロー)、FREng(王立工学アカデミー(英語版)フェロー)、FRSA(王立技芸協会フェロー)を保持する。引用元:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ティム・バーナーズリー博士
ティム・バーナーズリー博士はTTLや中古のテレビを半田ごてを使ってコンピュータを作ったり、ハッキングして大学のコンピュータを使用禁止にしたという逸話が残っているスゴい人。ちなみにTTLとはトランジスタ・トランジスタ・ロジックの略で、論理回路が入った半導体デバイスのこと。
まとめ
インターネットの開発目的
次回予告
WEBサイトの目的と役割
次回はWEBサイトの目的と役割についてです。目的と役割を理解して作らないと何を言いたいのかわからないサイトになってしまいます。また、Webサイトのメリットとデメリットも解説します。是非おさえておきましょう。
次回はこちら