WEBサイトの目的と役割

インターネット上で店舗・会社・個人・団体・組織などの紹介とそのWEBサイト機能を使い、役割を果たすためにある

目的達成のために崖を上る男性

企業や個人、趣味などの目的で運営しているWEBサイトは世界で10億サイト以上と言われています。
その目的や役割はどういったものがあるのでしょうか。
ビジネス目的ならば、ターゲットに対して、効果を発揮する為にはどうすればいいのでしょうか?

どんな目的・役割があるか

WEBサイトの目的と役割は多岐にわたっています。

男性と女性とデジタル

まず、WEBサイトは情報提供だけだったのがphpなどの動的プログラムによって提供できる機能が拡大し役割も大きくなってきました。
また最近はSNSやブログが流行りました。CMSと呼ばれるWEBサイトを容易に構築できるツールも普及しつつあります。

そしてWEBサイトの運営に必要なサーバーやドメインも無料で用意することもでき、個人が気軽に情報を発信できる時代となりました。
スマートフォンの普及もWEBサイトの在り方に大きく影響しています。

WEBサイトはパソコンユーザー向けからスマートフォンファーストで作る時代になりました。

また、Googleの急激な成長によりその在り様もGoogleの影響を大きく受けています。
WEBサイト管理者はGoogleの動向も注視しておく必要があります。
それは無数にあるWEBサイトを検索できる検索エンジンを提供しているのがGoogleだからです。
たくさんあるGoogleのツールはバージョンアップや仕様変更を日々行っており進化は目覚ましいものがあります。
WEBサイトは、ブログやSNSとの親和性を保ちつつも、一線を置いて存在し、これからも発展発達していくこととなるでしょう。

例①ビジネス目的(利益を上げる為)

ビジネスの起点となるWEBサイトを戦略ツールとしての役割を果たすため下記のようなことを行います。

  • 会社の紹介(顧客に知ってもらう)
  • 販売している商品やサービスの紹介、資料配布など見込み客にダウンロードしてもらう
  • 商品やサービスを直接購入してもらう
  • 商品やサービスの説明会の開催通知など
  • 問い合わせ受付(資料請求や電話、メール受付、予約など)
  • 商品やサービスのサンプル提供
  • 人材募集、アルバイト、社員募集、リクルート情報とメールや電話での受付など
  • 例②非ビジネス目的(趣味・人集め目的など)

  • 目的達成のための情報提供
  • 作品を紹介する、作り方を説明する目的
  • 作品や資料などの電子媒体のダウンロード
  • 仲間を集めるなど人集め・人探しの為
  • 催し物やイベントの案内や告知をする目的
  • 開催地までの来てもらう為の案内図、交通アクセスの掲載
  • 電子掲示板によるコミュニティー、コミュニケーションの場として
  • リンク集など関連情報サイトの紹介
  • 例③その他(ビジネス有無関係なし)

  • 個人、組織、団体、会社、店舗などの存在を証明する為
  • 信頼度を上げる為

  • YES NO

    (小話)目的の明確化なくしてゴール達成はあり得ない

    これから、自分でWEBサイトを作ろうと考えていらっしゃる方が効果を上げる為に大事なことをお伝えします。当然個人的な意見です。

    当たり前のことですが、WEBサイトの運用責任者はその目的と役割をしっかりと明確化し、その設計、制作と運営をする必要があります。
    WEBサイトは年中無休で、特定あるいは不特定多数の方に対して、情報発信し続けてくれます。
    目的意識なく何となく作ったWEBサイトでは24時間、年中無休で働いてくれているのにも関わらず、その効果は薄いでしょう。

    そんな「なんとなく作った」サイトを見た人はきっとこう思います。

    「この会社は、このお店は、この人は結局何を伝えたいのか、何が言いたいのかわからない」と。

    非常に重要なことですが、WEBサイトはその会社や組織団体、個人のインターネット上の「顔」でもあります。

    名刺やパンフレットと同様なものです。

    顔ですので、名刺や看板のようなもの。WEBサイトがちゃんとしていないと「会社も人もちゃんとしていないのでは?」と疑われてしまいかねません。
    逆にWEBサイトがちゃんとしていれば、会社や店舗そのもの、ビジネスに対する信頼性も上がります
    WEBサイトを作る、設計するにあたって、まず初めにやるべきことは目的や役割を明確化することから始めるべきでしょう。

    目的がしっかりできれば「その目的達成にはどうすればいいか」と考えるようになり、指針や方針、方向性も見えてくるので「どう作ったらいいか」が見えてきます。
    WEBサイト全体を通して一貫性が出てくるので意図したターゲットに「筋の通った内容だ。わかりやすく、明確だ」としっかり伝わるようになるはずです。
    「わかりやすさ」はターゲットに対して、良さや魅力を正しく伝えことが出来る為、効果が上がりやすくなります。

    特に商売、ビジネス目的で作成したのであれば、必須事項でしょう。
    何故なら効果のないWEBサイトはただただサーバー代や運用費など経費を食いつぶすだけの意味のない物になりかねません。。
    逆に効果の発揮できるWEBサイトは、比較的少ない経費で常に働き続ける非常に優秀な営業マンとなり、売上に貢献するでしょう。

    WEBサイトの目的を明確化するメリット
  • わかりやすいWEBサイトが出来る。
  • 内容が相手に伝わる。
  • 信頼性が上がる。
  • 効果が上がり、売上に貢献する。

  • 大きな会社であるならば、事業を始めるならば事業計画書があり、目的や効果などはっきりさせているはずですので問題ないと思います。
    しかし小さな会社、小さな店舗ではこうはいかないと思います。

    最終的なゴールは?そのためにWEBサイトに何をすべきでしょうか?

    WEBサイトのメリットとデメリット

    WEBサイトを公開・運営するにあたるメリットとデメリットをまとめました。

    メリット

    喜び

    問い合わせを増やし、売上、集客アップをはかることができる

    企業などビジネス目的として利用するならば、問い合わせを増やしたり、売上をアップする為、「営業のツール」としてのメリットが多くあります
    例えば、WEBサイトに問い合わせフォームを設置して、メールから問い合わせを増やしたりできます。
    電子メールならば、メーリングリストに登録された、顧客リストにすぐに送信し、反応を見ることが出来るでしょう。
    電話や口頭での営業するよりもはるかに費用も掛からず、楽で効率的です。
    ですので集客力が上がります。

    お客さんとコミュニケーションを取れる

    商品やサービスの魅力を知ってもらうための「相談会」や「セミナー」など、イベント開催の情報を掲載することもできます。
    ダイレクトに商品を売ることが難しい高額な商品などはこういった方法を使います。
    見込み客を集めることにもたけています。
    まずは無料相談や説明会、セミナーの開催などで商品、サービスの魅力を知ってもらう、興味を持ってもらうなど、見込み客を集めます
    見込み客の連絡先を入手することもできます。
    見込み客を集めたうえで、質問や疑問点など相談にのる形で個別に対応することが出来るので成約率が上がります
    そういったコミュニケーションを取る為の情報提供と、と言わせフォームの設置などでコミュニケーションが取れやすくなります。

    情報を24時間伝える

    商品やサービスの詳細な説明を情報量に限りなく伝えることができます。
    ネットショップサイトなどは直接商品やサービスを売ったりもできます。
    そして、それらを年中無休で実施することが出来ます。
    ですので、人が営業活動しなくても商品やサービスを紹介することが出来ます。

    リクルート活動

    人手不足を補うことが出来ます。
    求人情報誌などの掲載とは違い、電子媒体ですので情報は無制限に掲載することが出来ます。
    アルバイトや正社員募集、特定の人を募集する場合に使うことが出来ます。
    あとは問い合わせフォームや、メール、電話などの方法などを使えばよいだけですので非常に楽です。

    SNSで情報発信、共有、拡散

    SNSと連携してより多くの人に情報の発信と拡散をすることができます。
    SNSは情報の発信と拡散に優れています。
    ですがSNSでは掲載できる情報に限りがあります。
    そこでSNSで呼びかけて、「詳しくはHPへ」としてWEBサイトのリンクを張り、誘導することが出来ます。
    拡散性に優れたSNSとデータ量に限りのないWEBサイトで集客や問い合わせを増やすことができます。

    比較的低コストで運営できる

    商品やサービスを売り込みたいと考えているならば、テレビのCMや新聞・雑誌の広告料金に比べれば安くできます。
    まず、WEBサイトにかかる費用はWEBサーバーのレンタル費用とドメイン費用になります。
    両方合わせて、安く見積もれば年間5000円未満、高くても数万円で済みます。
    あとは、業者にWEBサイトを制作依頼をする依頼料になります。
    自分で作ってしまえばタダになります。
    しかも、24時間ずっと営業し続けることができるので非常にお買い得だと言えます。
    低コストで運用でき、24時間、営業し続けてくれるで非常に楽です。

    デメリット

    悲しみ

    費用

    低コストではありますが、費用は発生します。
    費用の内訳はWEBサーバー代と、ドメイン代、WEBサイトの制作費用、会社ならば運営の担当者の方の給与などです。
    無料のサーバーやドメインもありますが、広告が入るなどデメリットも多くありビジネス向きならばあまりお勧めできません。

    手間

    WEBサイトは作るのに手間がかかります。
    キープするのも手間がかかります。
    WEBサイトはHTMLと呼ばれるマークアップ言語で記載されていますので、その習得が必要です。
    更新も頻度に応じていちいち対応しなければなりません。

    活用できないと効果がない

    せっかく作ったWEBサイトも見てもらわなければ十分な効果を発揮することが出来ません。
    SEO対策などで自分のWEBサイトがGoogleなどの検索エンジンの検索順位を上げ、いわゆる「自然検索」で見つけれくれる方を増やしていかないとたくさんの方に見てもらう事が難しくなります。
    見ている人がいないWEBサイトは、せっかく内容が良くても十分な効果を発揮することが出来ません。
    アクセス数を増やしていく必要があります。そしてその技術も必要です。
    見ている人が多くても内容が悪ければどうしようもありません。
    見る人を惹きつけるにはライティング技術が必要です。
    内容も整理されていて見やすい、デザインも良いものにしなければなりません。
    自分の会社や店舗の宣伝したいことばかり書いていてはお客さんにそっぽを向かれてしまいます。
    WEBサイトはインターネット上の会社の顔です。
    どこに何があるかわからないようなサイトや、デザインに一貫性のない物は信用を落としてしまうかもしれません。

    まとめ

    WEBサイトの目的と役割

  • インターネット上での会社・店舗・個人・団体・組織などの紹介とその役割を果たすためにある
  • WEBサイトの機能を使ってビジネスツールとしての役割がある

  • WEBサイトのメリット

  • 少ないお金で宣伝できる
  • 24時間情報提供
  • お客さんとコミュニケーションが取れる
  • リクルート活動が出来る

  • WEBサイトのデメリット

  • 費用がかかる
  • 手間がかかる
  • 活用できないと効果がない
  • 次回予告

    WEBサイトの目的と役割

    次回はWEBサイトのは何で作られているか?HTMLというマークアップ言語で作られています。そのHTMLとCSSというスタイルシートについて解説します。

    「無理ならコピペでWebサイト自作入門 ~何で作られているか?~」

    次回はこちら