ホームページを持つお客さんから連絡内容
事案①
「電話でGoogleの人から連絡があったんですよ。」
「360度のPR動画を無料で作ってくれるらしいのですがこれって詐欺なんですかね?
よくわからなかったので弁護士の先生に相談して断りました。」
(9月某日)
事案②
「電話でGoogleから連絡がありました。」
「文字の大きさがGoogleの規定違反になっている、対策しないと検索順位が下がりますよ。という電話がきたんです。よくわからなかったので断っておきました。」(9月某日)
2組ともとりあえず「断った」とのことです。
不審な点
不審な点1
そもそもGoogleは同意なしで営業電話をしないとのことです。Google マイビジネスヘルプ”不審な電話を受けたときの対処方法”に 相手の同意なしで営業電話はしないと記載しています。
不審な点2
①についてはWEBサイトに360°VR映像を埋め込むことはできますが、それをGoogleがわざわざ電話で連絡して無料で作成すると言ってくるのは考えにくいです。
不審な点3
②については文字の大きさについてはGoogleが推奨するガイドラインがあります。調べたところ、文字の大きさについて、問題はありませんでした。Googleの検索順位(=SEO)に影響があるからといってわざわざGoogleが連絡してくるのはおかしいです。Googleは1つのWEBサイトの順位が上がろうが下がろうが関係ないはずです。
不審な点4
①、②とも9月のほぼ同時期です。さらに①、②は同じ市町村の店舗ホームページです。 同一犯の可能性があります。
考察
まとめ 不審な電話は切る!
(”Google は、自動化されたシステムを使用して、相手の同意なくセールス電話をかけることはありません。ただし、Google のユーザーへのサービスとして、予約や営業時間の確認などの営業以外の要件で、お客様のビジネスに自動通話を行うことはあります。”Google からの正当な電話を特定する方法から抜粋)
(”Google であると主張する、または Google と連携していると主張している人物から迷惑電話を受けた場合は、いつでも電話を切ってかまいません。録音音声によって、オペレーターと通話したり、通話リストから削除するためにボタンを押すよう促されても、ボタンは押さないでください。キーを押すと、迷惑電話が増える可能性があります。” 電話を切る から抜粋)